直焦点
レデューサー
76Dレデューサー
76Dフラットナー
FC/FSマルチフラットナー1.04×
直焦点
レデューサー
76Dレデューサー
76Dフラットナー
FC/FSマルチフラットナー1.04×
直焦点
レデューサー
76Dレデューサー
FC/FSマルチフラットナー1.04×
直焦点
76Dフラットナー
76Dレデューサー
FC/FSマルチフラットナー1.04×
直焦点
レデューサー
FC/FSマルチフラットナー1.04×
先週の木曜日(定休日)の夜、都内で車に乗り合わせ、総勢6名で星見に行ってきました。行き先は伊豆半島南端の石廊崎です。
天気は快晴でしたが透明度がやや低く、また沖には強烈な光を放つ漁船?がいたために、夜空のコンディションは「普通」でした。
それでも流石は伊豆半島南端です。南天には(例の漁船を除いて)光害がなく、天の川が細部まではっきりと見えます。
写真写りもなかなかのものです。元画像の段階で↓
これだけ写るということは、複雑な画像処理をしなくてもそれなりの結果が得られるということです。星景写真がはじめての方にこそ、こうした夜空の暗い環境で、撮影を楽しんでいただきたいと思います。
今回ご一緒させていただいた方のブログはこちら
kyoei-tokyo-astrodivision.hatenablog.jp
です。
ミューロン180C(「ミューロン」の略記は以前はμでしたが、最近はMとなっています)は口径180mm、主鏡が規定位置にあるときの全系での焦点距離2160mm(F12)のDall-Kirkham式反射望遠鏡です。
本機は主鏡移動によって焦点位置を移動させる方式のため、主-副鏡間距離によって全系での焦点距離が変わります。鏡間距離がもっとも小さいとき(ピント位置が最外)は全系の焦点距離 2400mmほど、もっとも大きいとき(ピント位置が最内)は 2000mmほどになります。鏡間距離によって諸収差の出方も変わりますが、主鏡が上記の範囲のどこにあっても中心像の球面収差は実用上無視できるレベルに抑えられています。
ミューロンシリーズを使いこなすには、鏡筒の温度順応が必須です。屋内外の気温差が大きい冬場には2時間ほど外気に馴染ませてから使うのがいいでしょう。
ミューロンシリーズは小口径屈折などに比べると大気の動揺の影響を受けやすく、使う場所の近くの家で給湯器が使われるだけで像が悪化することもありますが、条件が揃えば極めてシャープな中心像を得られるのが魅力です。
※ミューロンシリーズの良像範囲については↓
をご覧ください。
今回はZWO ASI174MMを用いて月面の撮影を行いました。主要な撮影情報は以下のとおりです。
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2018年3月27日 0時26分13秒~
シャッタースピード 10ms(1/100s) / ゲイン 195(48%)
1000フレーム撮影(.AVI 動画にて)×8枚モザイク
※Astronomik ProPlanet742フィルター使用
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パラメータの設定は
1.大気の影響を低減しシャープな像を得るためにAstronomik ProPlanet742フィルターを併用したうえで
2.毎秒数十フレームの取得ができるようシャッタースピードを1/100sに設定し、
3.この状態で月面の最も明るい部分がギリギリ白飛びしないようにゲインを設定
しました。
これからの季節に大気の状態が安定すれば、もしくはバローレンズ等で拡大撮影をすれば、より細部まで分解したシャープな画像が得られると思われます。
※タイトルに誤りがありました。「3月25日」→「3月27日」に訂正しました(4/20)
※上の画像は4コマモザイクです。
◇概要
FS-60CB鏡筒に専用の「レデューサーC0.72x」を併用すると、
焦点距離255mm / F4.2 / イメージサークル40mm
の写真用鏡筒になります。
周辺光量落ちの影響で、カタログスペックではイメージサークル40mmとなっていますが、星像そのものは中心から35mmフルサイズの最周辺まで良好なので、適切なフラット補正を施せばフルサイズ全面で使用できるでしょう。
Fの明るさと焦点距離の短さゆえにオートガイドなしでも撮影の成功率が高いこと、小型軽量のためワンランク小さな赤道儀で運用できることが強みです。
◇実写画像とその印象
周辺減光はAPS-Cではあまり気になりませんが、フルサイズでは周辺部で急な光量の落ち込みがあり、フラット補正したいところです。