スターベース東京のブログ

スターベース東京のブログです。店頭の様子や機材情報を中心に書いていきます。不定期更新。

Founder optics FOT85鏡筒とスコープテックZERO経緯台の展示を開始いたしました!


黒いボディに緑のアクセントが鮮やかな Founder optics(ファウンダーオプティクス) FOT85鏡筒と、小型なのにものすごく堅牢、アイデアが詰まったスコープテックZERO(ゼロ)経緯台の展示を始めました。見に来てくださいね!

 

 

f:id:starbase:20200207192153j:plain

ZERO経緯台にFOT85鏡筒を取り付けたところです。三脚はタカハシ製VBメタル三脚+架台アダプターカメラ雲台3/8インチです

 

Founder optics(ファウンダーオプティクス)FOT85鏡筒
口径85mm、焦点距離560mm、F6.6。3枚のレンズ間隔を離したスタイルのEDアポクロマート屈折鏡筒です。基本性能の高さとともにレンズの調整も良くできていますので星像がとてもきれいです。

 

・スコープテックZERO経緯台

小型の片持ちフォーク式の架台ですが、想像以上に強度が高く、FOT85鏡筒との組み合わせではイジワルして鏡筒を揺らしてもすぐに揺れが減衰します。アームの角度を自在に変えられますのでお使いになる鏡筒によって角度を変えたり、折りたたんでコンパクトに収納できたりします。

 

ぜひスターベース東京店で実物をご確認ください。像のチェックもできますのでスタッフにお気軽にお申し付けください!

 

※ZERO経緯台はまだ未発売で、ご予約につきましても2月20日からの受け付けとなります。どうかご了承ください。FOT85鏡筒はご注文承ります!


 

EM-1赤道儀をお使いの方へ!新しい三脚のご紹介です

f:id:starbase:20200204190253j:plain

VBメタル三脚 + EM-1用架台アダプター



40年ほど前に発売となり当時大好評をいただきました「EM-1赤道儀」。EM-1/1S/2/2S/10/11/200の7機種のうち、EM-1だけ三脚架台の規格が異なり、現行の「メタル三脚SE」や木製三脚に載せることができませんでした。

 

しかし未だに多くのEM-1ユーザーさんがいらっしゃることを考慮し、この度昨年発売の「VBメタル三脚」にEM-1赤道儀を載せるためのアダプターを製作いたしました。

 

このアダプターはPM-1赤道儀などで使われていた王冠状のはめ込み規格を利用してVBメタル三脚にかぶせるようにして(側面の3点の手回しネジで)固定する仕組みです。毎回の着脱には架台下ボルトのねじ込みなどが不要で、側面のネジを押し付けるだけで簡単に固定できますので、当時の木製三脚に比べてかなり楽に使用いただけると思います。

 

ただし、VBメタル三脚は軽量コンパクトで持ち運びが容易という特長がある一方で、当時の木製三脚ほどの堅牢さはありません。軽量鏡筒での眼視や撮影にはお勧めですが、重めの鏡筒を安定して運用したい場合には別の方法をご検討ください。

※「メタル三脚SE」や現行の木製三脚にEM-1を載せるための追加工を施す、このようなアダプターを介してビクセンさんの三脚に載せる…など。それぞれ注意事項がありますので詳細はネットショップのお問い合わせフォームからお尋ねください。

 

f:id:starbase:20200204192521j:plain

搭載例。スターベースでは当時の1軸モータードライブのオートガイド改造も可能です。詳しくはお問合せください

 

 

 

 

 

 

 

マスヤマアイピースの取り扱いをはじめました!

 


f:id:starbase:20200120171541j:plain

伝統の「Masuyama」ロゴ!

 

日本では24.5mm径アイピースが全盛の1980年代。高品質な日本製アメリカンサイズアイピースとしてマスヤマアイピースは発売されました。いずれもシャープでヌケの良い像だったのを記憶しています。

 

マスヤマアイピースが大きくリニューアルされて発売中です。大きな特長は、
・見掛け視界85度の広角仕様(10、16、20、26、32mm)
・10mm、16mmはとてもコンパクト
・昔のモデルと同様ヌケの良い視界
・20mm以上のモデルは無理のない50.8mm径差し込み式
・双眼望遠鏡での使用も考慮して作られています

なのです!日本製ならではの質感の良さも魅力的です。

f:id:starbase:20200120165517j:plain

レンズコーティングも良質です!

 

<ラインナップ>

f:id:starbase:20200120165304j:plain

85度というワイドな見かけ視界の10mm、16mm、20mm、26mm、32mm

 

f:id:starbase:20200120172338j:plain

見かけ視界50度前後ながら視野周辺まで像の崩れが少ない45mm、50mm、60mm

 

 

 

f:id:starbase:20200120170225j:plain

中央は初代マスヤマ10mm(生産終了品)、両脇が現行品のマスヤマ10mmと16mmです。現行品は見口や外周にゴムリングが取り付けてあり、より使いやすくなりました。そして見かけ視界の大きさの違いが圧倒的です。

 

スターベース東京店で展示中です。実際に望遠鏡に取り付けてご覧いただけますのでスタッフにお気軽にお申し付けください。在庫も確保しております!

2020年もよろしくお願いします!

 

新年あけましておめでとうございます。本年もスターベース東京は、多くの方々に星空を楽しんでいただくためのお手伝いをさせていただきます。変わらぬご愛顧をどうぞよろしくお願い致します。 

 

 

----------------------------------------------------------------

f:id:starbase:20200109190134j:plain

Φ95mm鏡筒各種 「モアブルー社バンドセット」

新年最初のニュースがこちらです。ご好評いただいている「モアブルー社バンドセット」にFSQ-85EDP鏡筒が加わり、Φ95mmシリーズのセットシリーズが完成になりました。FC-100DZ鏡筒はバンドセットのご用意はありません。各種セットにつきまして、ネットショップのページはこちらをご覧ください。

 

 

 

タカハシ鏡筒の在庫状況更新とセット販売につきまして

本日はスターベース東京の年内最終営業日でした。今年もたくさんの方にお世話になりました。本当にありがとうございました!

 

2020年は1月5日から営業いたします。年末年始のお休みをいただくにあたり、次のとおりネットショップのタカハシ鏡筒在庫を調整いたしました。

------------------------------------------------------

■「カートに入れる」ボタンの製品=在庫あり、年明けすぐに発送可能です

■「予約する」ボタンの製品=本日の段階で在庫がありません。納品までお時間を頂戴します

■「在庫切れ」表記の製品=年末年始休業中に在庫がなくなってしまったものです。その下の「この商品について問い合わせる」より、お手数ですがご予約のメールをお送りください。ご連絡を頂いた順番でお品物を手配させていただきます。

------------------------------------------------------

なお現段階での在庫状況はネットショップのこちらのページからご確認いただけます。

タカハシ鏡筒を含むセット販売については、一旦すべて「予約する」ボタンになります。1月5日より順次、納期のご案内をさせていただきます。

 

長く安心してお使いいただけるのがタカハシ鏡筒の強みだと思います。年末年始にぜひご検討くださいませ。

 

↓↓↓↓↓

f:id:starbase:20191229202606j:plain

FSQ-85EDP鏡筒の「モアブルー社バンドセット」を2020年1月に発売いたします!鏡筒+鏡筒バンド+アリガタのお買い得なセット「モアブルー社バンドセット」シリーズの第4弾で、大きな接眼体を回避するためのアダプター(上の写真で鏡筒バンドとアリガタの間にあります)が追加で付属いたします。お楽しみに!

 

 

↓↓↓↓↓

f:id:starbase:20191214194656p:plain

こちらのプレゼントキャンペーンも2020年1月15日までやっています!

 

 

来年もどうぞよろしくお願いいたします。

 

 

 

 

タカハシ鏡筒に取り付けられる「取っ手」のご紹介です

このところ「タカハシ屈折鏡筒に取っ手を取り付けたい」というお問合せを多くいただくようになりました。個別のご案内に加え、こちらでも皆様にご紹介させてください!

 

タカハシ屈折鏡筒には

アクセサリーバンド

TOAグリップ

の2製品の組み合わせで下記画像のように取っ手を取り付けてお使いいただけます。

TOAグリップはその名の通りTOA-130/TOA-150シリーズ鏡筒を安全に運搬するためのグリップで、アクセサリーバンドへはM10ボルトでしっかりと取り付けられます。もともとが大型鏡筒用の製品ですから、より小型(95mm~125mm径)の鏡筒にも、もちろん安心してお使いいただけます。

 

「鏡筒の運搬などで良い感じの取っ手がほしい…」という方は、ぜひこちらもご検討くださいませ。f:id:starbase:20191228185110j:plain

 

f:id:starbase:20191228185118j:plain

 

f:id:starbase:20191228185126j:plain

 

【FS-60Q】 F10でも明るい天体は撮れる!フラットフィールドが魅力の小型撮影機になります

f:id:starbase:20191226164418j:plain

馬頭星雲付近 2019年12月24日 天城高原にて撮影

Canon EOS6D(SEO-SP4) ISO-6400 150秒×16枚(総露光40分)

 

 

◇概要

 

FS-60CB」は小型軽量ながら発展性の極めて高い鏡筒で、発売から現在に至るまで多くのユーザー様に好評をいただいております。天体写真を撮る場合、小型CMOSセンサーでのいわゆる「電視」などでは直焦点のままでも問題ありませんが、デジタル一眼レフカメラなどを使う場合には周辺星像の質を高めるために各種補正レンズの併用をお勧めしています。

 

・レデューサー「レデューサーC0.72×焦点距離255mm / F4.2

・フラットナー「FC/FSマルチフラットナー1.04×焦点距離370mm / F6.2

・エクステンダー「エクステンダーCQ1.7×焦点距離600mm / F10

 

この3種類の補正レンズで、広い範囲の星像を良好にすることが可能です。補正レンズ同士は併用できず、単独で最良の補正となります。

 

エクステンダーCQ1.7×は鏡筒と同じΦ80mmの筒状をしていて、鏡筒中間部分にねじ込むようにして装着します。この状態(焦点距離600mm / F10)を「FS-60Q」と呼称しています。イメージサークルの明記はされていませんが、35mmフルサイズの周辺まで均質な星像が得られるのが魅力で、明るい対象であれば銀河や星雲の撮影にも活用できます。

 

f:id:starbase:20191226165743j:plain

 

f:id:starbase:20191226165833j:plain

FS-60Q Canon EOS6D(IR改造) ISO-6400 150s jpeg撮って出し

 

 

f:id:starbase:20191226165956j:plain

FS-60Q + Canon EOS6D(IR改造) フラット画像

 

 

f:id:starbase:20220311180334j:plain

等倍画像



周辺光量落ちはほとんどなく、また(スポットダイアグラムの通りに)周辺まで星が丸く写っています。FS-60「Q」状態ではFS-60「CB」に比べて

焦点距離が伸びるので同じアイピースでも高倍率が出せる

・眼視性能がアップする

だけでなく、

★フルサイズの周辺までフラット(星像&光量)な写野が得られる★

という魅力もありますから、風景、月面、日食、そして銀河や星雲の写真にもぜひご活用ください!F10と他の屈折望遠鏡ラインアップに比べて暗いですが、今回は総露光40分でこのくらいは写りました…という参考にしていただければ幸いです。

 

焦点距離600mmクラスを実現するタカハシ鏡筒で最も軽量コンパクト、そしてお求めやすい価格のFS-60Q。天体写真も撮れるんですよ!