スターベース東京のブログ

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タカハシ鏡筒と各社カメラをつなぐカメラマウントのご紹介

タカハシ鏡筒とカメラをつなぐ「カメラマウントDX-WR」「カメラマウントDX-60W」は真鍮製の外リング・しっかりした造りで定評がありますが、本日はこれらの【相当品】を作る方法を2種類ご紹介します。

【相当品】を使うことによって、純正ラインナップの Canon EOS / ニコン に加えて各社のカメラをタカハシ鏡筒に接続できるメリットがあります。一方で純正品はこうした相当品よりも高価ですが、頑丈さや内面ツヤ消し塗装などの仕上がりは大変丁寧で、価格に見合う価値は十分にあるでしょう。

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スターベースネットショップでは、Canon EOS / ニコンF / ソニーA / ソニーE / ペンタックスK / Canon EOS M / フォーサーズ / マイクロフォーサーズ / 富士フイルムX の各マウントに対応する【相当品】を、使用可能な状態に組み上げた状態で販売しております!
望遠鏡接続側~カメラセンサー面の距離が純正品と同じになるようにリングを組み合わせているので、直焦点撮影だけでなく、レデューサーなど各種補正レンズを併用する場合にも純正品と同様にお使いいただけます。
・カメラマウントDX-WR相当品はこちら
・カメラマウントDX-60W相当品はこちら
よりお求めいただけます。
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以下、【相当品】の作り方です。

①市販のTリングの内リングを交換する

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左が純正品、右が相当品です。


市販のTリングの外リング(カメラ接続側)はそのままに、内リング(鏡筒接続側)を純正カメラマウントと同等のワイドリングに取り換えることで、タカハシ鏡筒に対応させることができます。純正品のようにカメラマウント内径を広く確保できるので、フルサイズ等の大型センサーをもつカメラでもケラレの心配が少ないのが魅力です。


※Tリングを構成する内リングはメーカーごと・マウントごとに寸法が異なります。お手元のTリングを用いて相当品を作る場合には、まず内リングのテーパー部最大径を測り、同じ径をもつワイドリングをお求めください。

※「カメラマウントDX-WR」相当品を作るためのワイドリングは3種類あります。それぞれのテーパー部最大径は、ワイドリング(EOS)が52mm、ワイドリング(Nikon)が49mm、ビクセンTリング(N)用ワイドリングが49.4mmです。

※「カメラマウントDX-60W」相当品を作るためのワイドリングは2種類あります。それぞれのテーパー部最大径は、ワイドリング60C(EOS)が52mm、ワイドリング60C(Nikon)が49mmです。


②市販のTリングに「Tリング用ワイドリング」をねじ込む

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左のTリングに右の「Tリング用ワイドリング」をねじ込んで…

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こうなります


市販のTリングに「Tリング用ワイドリング」をねじ込むことでも、カメラマウント相当品を作ることができます。この方法はどのカメラマウントに対しても有効で、最もシンプルで簡単ですが、「Tリング用ワイドリング」の内径がΦ39mmほどしかないため、フルサイズセンサー機などではケラレが生じます。

「カメラマウントDX-WR」相当品を作るにはTリング用ワイドリング(一般用)を、「カメラマウントDX-60W」相当品を作るにはTリング用ワイドリング60Wを、それぞれご利用ください。

※「Tリング用ワイドリング」は76Dレデューサーと併せて使うことができません!(レデューサー後部に干渉し、ねじ込めません)ご注意ください。


※①②ともに、リングの組み合わせによっては、望遠鏡接続側~カメラセンサー面の距離が純正品より大きく/小さくなり、無限遠に合焦しなかったり結像性能に影響する可能性がありますのでご注意ください。)