◇概要
今夏発売となった「FC/FSマルチフラットナー1.04×」(以後MFL)は、併用する鏡筒ごとに専用のスペーサーリング「マルチCAリング」と組み合わせることで収差補正を最適化し、2枚玉フローライトのほとんどの鏡筒に対して、広範囲でフラットな星像を実現します。
FC-100DシリーズはこのMFLとの組み合わせで、焦点距離757mm、F7.57、イメージサークルΦ44mmの写真用鏡筒としてもお使いいただけるようになります。
FC-100Dシリーズにはこれまで専用フラットナーのご用意がありませんでしたが、このMFLはまさに最適といえるフラットナーになります。MFLの登場によってFC-100Dシリーズは、すでに好評いただいている「FC-35レデューサー0.66×」(焦点距離480mm、F4.8、イメージサークルΦ44mm)とあわせて、フルサイズ周辺までフラットな2通りの焦点距離を使える軽量・シャープなフォトビジュアル標準機種となりました。
◇実写画像とその印象
※星々が盛大に瞬くような、気流に恵まれない日の撮影です。気流の影響で星像が肥大している可能性がございます。
APS-Cまではほぼ完全に均一な光量、フルサイズの全面で微光星が均一かつ色乗りが良いこと、輝星の青ハロがほとんど発生しないことが魅力です。