スターベース東京のブログ

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【FSQ-85EDP+エクステンダーED1.5×】高性能680mmでクローズアップを狙おう!

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ばら星雲 2018年12月11日 長野県・野辺山高原にて撮影


 

◇概要
FSQ-85EDP("P"なしも同じ)に専用の「エクステンダーED1.5×」を併用すると、焦点距離680mm / F8.0 / イメージサークル44mmになります。

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FSQ-85EDP + EXT + Canon EOS6D(IR改造) ISO-3200 360s jpeg撮って出し

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FSQ-85EDP + EXT + Canon EOS6D(IR改造) フラット画像

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FSQ-85EDP + EXT 実写画像(撮って出し)

 

フラットナー併用時と同様に、エクステンダー併用でも35mmフルサイズの全域にわたり均質で精密な星像が得られます。フラットナー併用時とは異なり倍率色収差(周辺部の星の色ズレ)が認められますが、各色に対しては星像はしっかり円形を保っていますので、たとえばLightroomでは「色収差の除去」に✔を入れるだけ(本当にワンクリックです!)で、下の画像のように倍率色収差を取り除き、隅々まで均質で色ズレのない像を得ることができます!

 

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FSQ-85EDP + EXT 実写画像【色収差を除去】

 

FSQシリーズの最小モデルながら星に色ハロがほぼ全く発生せず、端正で緻密な色表現が可能なFSQ-85ED(P)。直焦点はもともとAPS-Cまでのセンサーを考慮した設計ですが、レデューサー・フラットナー・エクステンダーの3種の焦点距離では全ての場合で35mmフルサイズの周辺までご満足いただける像を得られることと思います。

海外遠征に持ち出せるほど軽量コンパクトでありながら、天体写真機として妥協のない仕上がりです。