この度、スターベース東京で【冷却CMOSカメラ】をご購入の方を対象に、新しく作成した「冷却CMOSカメラデビューを応援!撮影~画像処理かんたんマニュアル」の配布を開始いたします!
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・本日より、非冷却CMOSカメラをご購入の場合はこれまでと同じ「月惑星~かんたんマニュアル」、冷却CMOSカメラをご購入の場合はこちらの「冷却~かんたんマニュアル」が付属します。
・すでに当店で冷却CMOSカメラをご購入の方はネットショップのお問い合わせフォームより、ご購入時期と機種名を添えてメールにてご請求ください。(本マニュアルを郵送いたします)
・冊子単品での配布や販売はありません。また印刷版のみの発行です。
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こちらも前回の「月惑星~かんたんマニュアル」と同じく、実際に冷却CMOSカメラを使用しているスタッフが執筆したものです。はじめての方でも書かれている通りに設定を進めれば、ある程度のレベルで写真撮影ができるようになります。ただし月や惑星の撮影とは異なり、冷却CMOSカメラの主戦場である星雲や星団の撮影では
・淡い(暗い)
・輝度差が大きい(恒星~星雲中心部~淡い外縁)
・フィルターワークの選択肢が多い
・淡い部分の階調を損なわないような画像処理スキルが必要
といった条件が重なるためにどうしてもハードルが上がります。本冊子はこのようなことを踏まえ、立ち位置を
【すでにデジタル一眼レフカメラで天体撮影をしたことがある方が冷却CMOSカメラデビューするときのサポート資料】
としました。そのため多少の用語の説明は省略しています。また画像処理パートはダーク・フラット補正とコンポジット、その後の「デジタル一眼レフカメラで撮影したような状態に加工する」ところまでとし、画像処理の完成までは踏み込んでいません。ただし撮影時の各種パラメータの意味や推奨値についてはもれなく記していますので、デジタル一眼レフカメラで撮影~画像処理をしたことがある方であれば本冊子をお読みいただくことで冷却CMOSカメラのハードルを乗り越え、カメラのメリットを活かしてたくさんの天体写真撮影をお楽しみいただけるようになることと思います。
冷却CMOSカメラについてはネット上でもたくさんの情報が公開されていますが、これから始めたいというユーザー様にとって最大の難関は質問できる相手がいないということだと思っております。スターベース東京は実際にこうしたカメラを使っているスタッフがいますから、技術的な内容も安心して質問できるのが強みです!(これは取り扱い製品のすべてに言えることですが)お使いになって分からないことがあれば、お気軽にご相談ください。
【目次】
・撮影の準備、各種パラメータの意味と設定
(SharpCapを用いて解説しています)
・オートガイド(簡単に触れています。PHD2使用)
・撮影開始
・ダーク、フラット画像の撮影方法
・コンポジットと画像処理(一部)(ステライメージ9使用)
・フィルターワーク、おすすめ製品の紹介
あわせて、これから数回にわたって冷却CMOSカメラの機種ごとの比較やアクセサリーのご紹介なども進めていきたいと思います。
それでは、どうぞよろしくお願いします!