Askar FMA180 は口径40mm / 重さ約600g(台座を含む)で、片手に載るほどコンパクトな鏡筒です。全系で6枚(対物3枚+付属補正レンズ3枚)の構成で、35mmフルサイズカメラに対応するイメージサークルΦ44mmを有しています。焦点距離は180mmと天体望遠鏡としては短いですが、その分小型の架台に載せたり気軽に使えるメリットがあります。
今回はこちらの鏡筒を試用する機会がありましたので、撮影結果をご紹介したいと思います。
この日は上空の気流が落ち着いていたこともありますが、FMA180は小口径・短焦点でシーイングの悪影響を受けにくい性質を持っており、星像はとても小さく引き締まって写ります。明るい星にくさび状の切れ込みやヒゲ状の光条が入りにくいようで、今回のように1等星が画面中心から外れたところにあるような構図でも星の形を綺麗に写しとめられます。
撮影用としては税込6万円強という価格でこれだけのハイパフォーマンスが得られる、大変お買い得な製品だと感じました。
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FMA180の接続等をご紹介します。
以上です。ご検討を宜しくお願いします!