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今が熱い!!ACUTER OPTICS Hα太陽望遠鏡「フェニックス」でお気軽太陽撮影

【重要】太陽の撮影には専用のフィルターや望遠鏡が必要です。
一般的な望遠鏡で太陽を観察・撮影することは絶対にお止めください。

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東京では暖かな陽気が続いている今日この頃です。

昨日は久しぶりに日中、快晴に恵まれましたので、ACUTER OPTICS Hα太陽望遠鏡「フェニックス」QHYCCD「QHY5III585M Ver.2」を取り付けて太陽を撮影してみました。

結果は以下の通りです。クリックして画像を高解像度で開く

ACUTER OPTICS Hα太陽望遠鏡「フェニックス」+QHYCCD 「QHY5III585M Ver.2」で撮影
5ms×1500フレーム
撮影にはモノクロカメラを使用し、RGBチャンネルごとにトーンカーブ調整を行うことで、スタッフが主観で着色を行っています。

いかがでしょうか。

今回は「お気軽」に撮影をしてみましたが、予想以上の仕上がりに担当のスタッフSも大満足です。フェニックスでの太陽撮影は今回が初めてでしたので、正直、こんなに簡単に撮影できてよいのかと驚きを隠せませんでした。

ということでこのブログでは、太陽活動が熱い今!オススメのHα太陽望遠鏡「フェニックス」についてご紹介させていただきます。

 

 

Hα太陽望遠鏡「フェニックス」の概要

ACUTER OPTICS の「フェニックス」は昼はHα太陽望遠鏡、夜は一般的な天体望遠鏡として使える2in1望遠鏡です。

ACUTER OPTICS Hα太陽望遠鏡「フェニックス」

扱いやすいHα太陽望遠鏡として当店でも多くのお客様にお求めいただいております。眼視での観察にも大変おすすめで、筒先の部分を回転させると透過波長を調整することができます。

この調整機構はシンプルな操作で「見え味の調整」を容易にする事が可能です。

なお「フェニックス」で太陽を観察・撮影する際は以下の2つのパーツを必ず取り付けるようにお願いします。

 

「フェニックス」に最適な「QHY5III585M Ver.2」

「フェニックス」は焦点距離が400mmですので、バローレンズを併用しない場合、像面での太陽直径は約4mmとなります。太陽の全体を一度に撮りたい場合は

(1) モノクロCMOSカメラである(Hα太陽においてはモノクロカメラが圧倒的にオススメです)
(2) 非冷却CMOSカメラである(冷却カメラよりも非冷却カメラのほうが短時間で多くのフレームを撮影できる傾向にあります)
(3) センサーサイズは短辺が4mm以上ある(ただしセンサーが大きすぎてもカメラの価格が増大するだけでもったいない)
(4) ピクセルピッチが小さい(→バローレンズを使わずに分解能を高めることができる)

の4点を満たす製品がオススメです。これを満たすカメラとして当店で最もお求めやすい価格なのが「QHY5III585M Ver.2」でした。

太陽撮影ではローリングシャッターよりもグローバルシャッターのカメラが良いとされますが、今回のようにあまり倍率の高くない撮影においては、本カメラ(ローリングシャッター採用)でも特に問題ないように思われます。

 

撮影方法と使用感

今回は「SharpCap 3.2」にてAVI形式で動画の撮影を行いました。カメラを取り付ける前に、まずは眼視で鏡筒先端の調整機構を回して見え味を追い込み、その後カメラを取り付け再度ピントを合わせて「SharpCap 3.2」で動画の撮影を行いました。

見え味の調整を行う際は、太陽の輝度やコントラストが変化するため、カメラを取り付けた状態で行うには慣れが必要です。今回はお気楽撮影だったこともあり、自分の目を信じて見え味を調整した後、そこへカメラを取り付けてピントを調整しそのまま撮影を行いましたが、十分満足できる像を得ることができました。

なお、取り付ける深さは、カメラの31.7mmスリーブ(付属のリングを全て取り付けた状態)が2cmほど差し込まれる位置にしました。

以下は撮影動画のスクリーンショットになります。

背景が真っ暗ではないのは、花粉または薄雲の影響と思われます

最も強く感じたことは「ムラが無く、全体で均一に良い画像が得られた」ということです。太陽の撮影ではフラット補正が必要と思っていましたが、今回は光量のムラや干渉縞などと言われる縞々の模様が発生することはありませんでした。そのため、フラット補正は施しておりませんが、画像処理中に無理が生じることもありませんでした。

上記のことからも"これから太陽の撮影を始めてみたい"という初心者の方にもオススメができる組み合わせかと思います。

 

画像処理

「AviStack2」にて自動でスタック処理後、まずは「Registax6」にて詳細な構造が出るように調整を行っています。初めて太陽の撮影を行う場合は、この処理だけでも十分に満足できる画像が得られるように思います。

Registax6 処理前

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Registax6 処理後

その後「ステライメージ9」の画像復元で最大エントロピー法にて構造を最大限に引き出した後、色彩の調整などを行うことで、最初にご紹介した画像に仕上げました。

ステライメージ9の画像復元で最大エントロピー法

以下は、意図的に中心の輝度を少し高めてみたものです。ブログトップの画像と比較すると、立体感が出て"太陽っぽさ"を感じられるかもしれませんね。クリックで高解像度の画像を表示


まとめ

今回は以上となります。最後までお読みいただきありがとうございました。

この記事でHα太陽望遠鏡「フェニックス」「QHY5III585M Ver.2」に興味を持たれた方がいらっしゃいましたら、まずはスターベース東京へご連絡くださいませ!
※各商品ページの「お問い合わせ」ボタンなどからご連絡いただけます。

www.starbase.co.jp