スターベース東京のブログ

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タカハシの7×50ファインダーをガイド鏡化するアダプターのご紹介です!

今回はスターベースオリジナルの天体撮影便利グッズのご紹介です!

先日販売を開始した「7×50ファインダー ガイド鏡化アダプター」は名前の通りタカハシの7倍50mmのファインダーをガイド鏡として使用できるようになるアダプターです。

対物側は M41.5 P=0.75 のオスネジとなっております。
反対側は31.7mmスリーブの構造です。

7×50ファインダーに取り付けると以下のような感じになります。

画像では白いファインダーを使用していますが、もちろん黄色いタイプのファインダーにもご使用いただけます。取り付けの際は、下の画像の赤線部分で接眼側を外していただく形になります。ご購入前に、お手元のファインダーのこの部分が取り外し可能か(固着していないか)ご確認をお願いいたします。

ねじ込み式のため取り外せるようになっています

焦点位置は、ほとんどの場合でアダプター後端から外側に1-3mmほど出たところになります。そのため、「ZWO ASI120MM Mini」のような "センサー面を奥まで差し込めるタイプのガイドカメラ" であれば、問題無く無限遠にピントを合わせることができます。

逆に「ZWO ASI585MC」や「ZWO ASI533MC」など、径が太く奥まで差し込めないタイプのカメラはご使用いただけませんのでご注意ください。

本アダプターの適合

ZWO ASI120MMminiを取り付けた様子

また「QHY 5L-II M」のような"全体の直径が31.7mm以下のガイドカメラ"の場合、取り付け時に対物レンズに落下させないように注意が必要です。必要に応じて当店オリジナルの落下防止アダプター(同焦点リング)を併用いただくこともご検討ください。

 

さて、実際に鏡筒にも取り付けてみましょう。スタイリッシュでまとまった雰囲気を感じましたが、どうでしょうか。

FSQ-85EDPに取り付けてみました
この鏡筒にはファインダーは標準では付属しておりません

各部の固定がしっかりしていますので、高いガイド精度が期待できます。実は、当ブログ記事「すごいぞ! FSQ-85EDP+フラットナー1.01× で天体撮影」で北アメリカ星雲とペリカン星雲を撮影した際は、このガイド鏡アダプターの試作品を使用しておりました。当該記事にも「恒星が流れて(星が伸びて)いたり、ブレていたりしたコマは1つもありませんでした」とある通り、十分なガイド精度を得ることができました。

少し見にくいですが赤枠の部分にガイド鏡化アダプターを取り付けてあります。
試作品のためシルバーカラーです。この時は「QHY 5L-II M」を使用しました。

「7×50ファインダー ガイド鏡化アダプター」はお値段税込み 3,300円 、数量限定での販売です。ぜひご検討ください!

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