スターベース東京のブログ

スターベース東京のブログです。店頭の様子や機材情報を中心に書いていきます。不定期更新。

製品情報

オルソエクステンダーのご紹介(その3) 他社鏡筒への取付とピントチェックについて

目次 ドロチューブ繰出量について みなし光路長 具体例 【例1】FC-100DZ鏡筒にオルソエクステンダー4×をつけて直視 【例2】FC-100DZ鏡筒に天頂ミラーを追加してオルソエクステンダー4×をつける場合 【ご使用になりたい接続での計算の方針】 【他社鏡筒への…

オルソエクステンダーのご紹介(その2) タカハシ鏡筒への取付とピントチェックについて。

前回のブログ記事ではオルソエクステンダー4×を使用した眼視について、スタッフの感想を掲載しました。 starbase.hatenablog.jp 今回の記事ではオルソエクステンダーをタカハシ鏡筒へ取り付ける方法と、ピント位置についてご紹介いたします。やや複雑な内容…

ハイコントラストな高倍率眼視を堪能しませんか!? オルソエクステンダーのご紹介(その1)

オルソエクステンダーの展示を開始しました! 2024年9月末に発売となったオルソエクステンダー2×・オルソエクステンダー4×の店頭展示を開始いたしました!在庫も十分数あり【即納可能】です。スタッフが試用したところ、気流の良い瞬間に、これまで見たこと…

(ご参考)FC-100DC + FC-35レデューサー0.66×の接続について

本記事では以前の記事の補足を兼ねて、タイトルの通り、スターベースオリジナルリングを使った接続方法をご紹介したいと思います。 大口径レンズを使用したFC-35レデューサー0.66×は、接眼部の内径が大きなFC-100DFやFC-100DZに適合しますが、小型接眼体を使…

タカハシ新製品のご紹介

今秋発売予定の新製品FCT-65D・FC-76DP・FS-60CP及び各FUレデューサー(3種)の紹介動画がタカハシ公式YouTubeにて先行公開されています。ぜひご覧ください。 www.youtube.com 価格・発売日・詳細情報等は追ってタカハシ公式サイトにて正式に発表があります…

【ASIAIRでの天体撮影を応援】オリジナルマニュアル「ASIAIR操作ガイド」配布中です!

当店スタッフが作成したASIAIRのオリジナルマニュアル「ASIAIR操作ガイド」のご紹介です!

最強のビクセン鏡筒! 「VSD90SS」試用レビュー!!

「VSD90SS」は2023年11月30日にビクセンが新発売した高性能アストログラフです。 ビクセン VSD90SS 口径90mm 焦点距離495mm F5.5(ビクセンWebサイトより) 5群5枚の天体撮影と眼視観望、扱いやすさと性能を極めたフラッグシップ鏡筒で、SDレンズ2枚と高屈折…

「バックフォーカス」と「カメラの接続方法」について。基礎事項から具体例までご紹介いたします。

最近は天体望遠鏡とCMOSカメラの接続についてのお問い合わせが増えてきています。これらの接続は、これまでは「Tリング + カメラ」のほぼワンパターンでしたが、現在はCMOSカメラのラインアップが増えて接続方法が多様化し、以前より複雑になりました。鏡筒…

TOA-645フラットナーのTSA-120鏡筒への適合について

TOAシリーズに迫る高い眼視性能を備えつつ、格段に軽量で扱いやすいTSA-120鏡筒。大口径屈折望遠鏡のデビューに好適なスペックで、発売以来多くの方にご愛用いただいております。 この鏡筒は基本的は眼視性能の高さをウリにしていますが、実は天体写真用とし…

新製品「2×オルソバロー」登場!!!

12月19日に発売となったタカハシの新型バローレンズ「2×オルソバロー」。"収差の無い対物レンズに取り付けると、どこまで収差の無い状態のまま焦点距離だけを延長することができるかを追求した"(タカハシWebサイトより)ということで、結像性能には大いに期…

【FS-60C 誕生25周年記念】FS-60CBX発売!!

FS-60C誕生25周年記念限定モデル「FS-60CBX」登場です!

中心像がすごい!!! タカハシTPLアイピース実視レビュー

AbbeやLE、Erfleに代わる新時代のタカハシ標準アイピースとして今年7月に登場したTPLシリーズ。発売当初は12.5 / 18 / 25mmの3種でしたが、この度6mmと9mmが追加されて一層選びやすくなりました。 今回、スターベースのスタッフが実際に覗いた感想を記事にし…

タカハシの7×50ファインダーをガイド鏡化するアダプターのご紹介です!

とっても便利な天体撮影グッズ登場!あなたの押し入れに眠っているファインダーがガイド鏡に大変身!?

<TPLシリーズ追加> タカハシ「TCA-4」拡大率の計算と一覧表

2023.11.07 TPL-6mm, TPL-9mm発売に合わせて情報を更新しました。 タカハシ「TCA-4」は、アイピースを併用して月や惑星の拡大撮影を行うためのアダプターです。バローレンズとは異なり【中に入れるアイピースや本体チューブの伸縮によって拡大率を変えられる…

おすすめソフトバッグ3種のご紹介です!

先日入荷した便利なアイテムを3点ご紹介いたします。 (1) Omegon アイピース用ウエストポーチ 8,020円 ウエストポーチ型のアイピースバッグです。アイピースをいろいろ変えながら一人でじっくり観察したい場合に便利です。いずれは天体観望会を開催するスタ…

Star Adventurer GTi 天体写真作例 & オリジナルセットのご提案です!

1月20日に発売され、魅力的なスペックで話題になっているSky Watcherの新型コンパクト赤道儀 Star Adventurer GTi。今回スタッフが試用してみましたので 、その結果をご紹介いたします。 Star Adventurer GTi マウント Star Adventurer GTiマウントは ・本体…

ピント合わせの強い味方、フォーカシングマスクのご紹介です!

シーイングの悪いこの季節、望遠鏡のピント合わせで苦戦したという方は多いのではないでしょうか。 フォーカシングマスクは、鏡筒の前側に取り付けるだけでピント合わせが一気に楽になる、大変強力な補助ツールです。 フォーカシングマスクの使い方 フォーカ…

Askarの注目機種【FRA300 Pro】【FRA400】両方撮り比べてみました!

(左)FRA300 Pro、(右)FRA400。どちらも対物フードを最大まで伸ばした状態。同じくらいの大きさです。この一式での重さはFRA300 Pro(3.1kg)のほうがFRA400(2.6kg)よりも重いです。 最近の天体望遠鏡関係では、赤と黒のカラーリングの製品が注目される…

【ZWO非冷却CMOSカメラ】用途ごとの選び方のご紹介です

ZWO ASI CMOSカメラには、DSO撮影などの長時間露光によるノイズの影響を抑えることができる「冷却シリーズ」と、惑星や月面の撮影、オートガイド、電子観望に適した「非冷却シリーズ」が存在します。 今回は非冷却シリーズのCMOSカメラを惑星撮影、オートガ…

使いやすい + 高性能 = とってもイイ!  FC-76DCUのご紹介です。(作例写真あり)

FC-76DCUは当店では、天体望遠鏡は初めてだけれどせっかく買うなら良く見える&長く使える高品質なものが欲しいというお客様に多くお買い求めいただいています。また、ライフスタイルの変化に合わせて、ご所有の大型機材をベランダ運用できるような小型の屈折…

あなたはどれを選ぶ!? 撮影用・電視観望用フィルターまとめ

現在は国内外多数のメーカーから様々なフィルターが発売されており、どのような場面でどのフィルターを選べばいいのか迷われている方もいらっしゃると思います。 今回のこちらの記事では、当店で扱っている多種多彩なフィルターに関して、より詳細なフィルタ…

【ZWOのモノクロ冷却CMOSカメラ】 機種ごとの特徴・選び方のご紹介です

前回の記事では、ZWO社のカラー冷却CMOSカメラについての紹介記事を公開しましたが、今回はモノクロ冷却CMOSカメラについてご紹介いたします。 --- さて、モノクロカメラを使う利点としては、やはりセンサー全体を一つの色チャンネルにあてることができる点…

【Askar FMA180】35mmフルサイズ対応! 小型で多用途な撮影用鏡筒

Askar FMA180 + Canon EOS6D(SEO-SP4) ISO-1600 4分×30枚 Askar FMA180 は口径40mm / 重さ約600g(台座を含む)で、片手に載るほどコンパクトな鏡筒です。全系で6枚(対物3枚+付属補正レンズ3枚)の構成で、35mmフルサイズカメラに対応するイメージサークルΦ…

iOptron GEM28赤道儀で天体写真を撮ってみました(2/2)

こちらの記事は前回の記事 starbase.hatenablog.jp の続きになります。 前回の記事ではiOptronの赤道儀のラインアップや選び方、夜間の集合住宅でも安心して使える静音性、独特の粗動固定機構などをご紹介しました。気軽に持ち出して星空観察を楽しむような…

【Askar FRA500】均一な星像・豊富な周辺光量が魅力の撮影用鏡筒!

Askar FRA500 + Canon EOS6D(SEO-SP4) ISO-1600 4分×36枚 Askar FRA500 は口径90mm/焦点距離500mm(F5.6)の5枚玉アストログラフです。タカハシのFSQシリーズのように鏡筒本体だけで周辺像が補正されています。鏡筒の他にM48カメラマウントだけを追加すれば…

【ZWOのカラー冷却CMOSカメラ】 機種ごとの特徴・選び方のご紹介です

こちらの記事ではZWO社の冷却CMOSカメラについて、現在(2022/03)取り扱いのある機種の一覧と、それぞれの(スタッフの思う)オススメポイントをご紹介します。文字が多く長めの記事となりますがよろしくお願いします。 --- この記事をご覧いただいている皆…

AR(拡張現実)多機能デジタルファインダー!?「アストロイド」を使ってみました

筆者(スタッフS)は自宅からの天体写真撮影にタカハシ90S赤道儀(非自動導入機)を使っています。思い入れのある赤道儀なのでこれからもずっと使い続けるつもりではありますが、Mewlon180C + Mフラットナーレデューサー + ZWO ASI294MM Pro のメイン撮影シ…

こんな条件下でバラ星雲は写るのか!?各種フィルターで撮り比べてみました!

現在様々なフィルターが発売されており、どれを選べばよいのか迷われている方もいらっしゃると思います。今回は一晩に6種類のフィルター(IR/UVカット、LPR-N、CBP、QBP、DuoBand、L-eXtreme)を用いて撮り比べることができましたので、その結果と光害地でフ…

高速導入も超静音、集合住宅で安心して使える! iOptronの赤道儀のご紹介(1/2)

昨年末ころから弊店でもiOptron製の赤道儀のお問い合わせ・ご注文が増えています。iOptronの赤道儀は国産品よりもお求めやすい価格で、本体重量の割に大きな搭載可能重量が目を引きますが、実際に使ってみると他にもいろいろな気づきがありましたので、これ…

【焦点距離200mmクラス】天体写真用の小型鏡筒で撮り比べてみました!

この記事ではBORG55FL(レデューサー使用)、Askar New ACL200、Askar FMA230(レデューサー使用)を用いた天体写真撮影の結果をご紹介します。 焦点距離200mm前後の撮影を目的とした鏡筒は激戦区で、どれを選べばよいのか迷われている方もいらっしゃると思…