スターベース東京のブログ

スターベース東京のブログです。店頭の様子や機材情報を中心に書いていきます。不定期更新。

おかげさまで第一ロット完売です!

先日発売となった「ミューロン180/210でオートガイドするためのアリガタ」ですが、ご好評につき第一ロット完売となりました。

 

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メイン鏡筒の下に「コバンザメ方式」でガイド鏡を取り付けるための長アリガタです。

以前こちらの記事にてご紹介していたものが製品化したことになります。スタッフの個人的な使用希望から生まれたオリジナル企画品ですが、一度その効果を知ってしまうと戻れなくなる魅力があると思っています。

 

以前もご紹介しましたように、ミューロンのような形式の鏡筒では、このような方法での完全なオートガイドは困難です。それでも「かなりいい線までいける」ので、ミューロンで銀河などの撮影をしたい!という方にはぜひおすすめです。

※先日M-210+フラットナーレデューサーを用いたテストを行いましたが、その時は上画像のようなオートガイド方法にてEOS6Dで6分間/コマの連続露光を行った時の成功率は8割程度でした。露光開始から終了までの2時間で約25ピクセル分だけ画角がズレていきましたが、最近のカメラの高感度特性に助けられて、各コマ数分程度であればほとんどズレが気にならないと思います。

 

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M-210+FLRD+Canon EOS6D(SEO-SP4)+EM-200 FG-Temma2Z、オートガイドはZWO 30F4MiniGuideScope+M-GENを使用しました。 ISO-6400 360秒、 中央500ピクセル四方切り出し(1枚撮って出し)

 

こちらの結果は後日別記事にてご紹介予定です。ミューロン180/210でオートガイドするためのアリガタはご予約受付中、次ロットは5月中に完成の予定です。ぜひご検討ください!

 

NEAF2019の様子(タカハシブース)

続きましてNEAF2019でのTakahashi Americaのブースの様子をご紹介します。

 

 

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準備日の様子。

STARBASE80は今回が初アメリカ出展でした。他ベンダーの方々やお客様から、予想を超える高評価をいただきました。当製品はタカハシ製ではありませんが、それをお伝えしたうえで、皆様の意見はおおむね

・覗き穴式ファインダーは気軽な月惑星観望には便利でよい

・全体重量約6.2kgと大変軽量で驚いた

経緯台部分は頑丈(solid)で好感が持てる

・タカハシカラーなので好き

・以上を踏まえれば中国製の入門機よりも高価格な設定は問題にならない

と一致していました。

 

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FSQ-106ED。

FSQ-106EDには常に人だかりができていました。アメリカ版のカタログでは「フラッグシップ」とされているこの鏡筒は、(大型機に比べれば)広い写野を得られること、その全面で「砂粒を撒いたような」シャープな星像を得られることから、アメリカの天体写真ファンの間ではあこがれの鏡筒になっているようです。

 

 

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ブースの様子。

奥にあるのはTOA-130NFBです。眼視用としての中心像のシャープさはすでにアメリカの天体ファンには知れ渡っていますが、実機を触ってみてスライドフードの質感の高さに驚かれる方が多くいらっしゃいました。

左手前のFOA-60+EM-11。アメリカでは特に鏡筒が注目されています。FOA-60はコンパクトさと眼視像のシャープさを兼ね備えた高品位機種として、またエクステンダーを組み込んでFOA-60Qにしたとき「F15」という昔ながらのスペックになることが、多くのアメリカ天文ファンに注目されていました。

 

 

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タイムズスクエアでのゲリラ観望会。

NEAF1日目の夜は快晴だったので、タイムズスクエアで行われた観望会にTakahashi Americaとして協力しました。ビルが多く目が暗順応しないため、肉眼では星がひとつも見えない環境でしたが、なんとか望遠鏡の視野に明るい星を導入して見てもらえました。通りすがりの皆さんが狭い空を見上げて「こんなところでも星が見えるのか!」と驚いていました。なお警察等への事前申請は済ませてありました。

 

 

NEAF2019の様子(写真多いです)

開催から時間が経ってしまいましたが、NEAF2019の様子をご紹介いたします。たくさんの写真を載せますのでページが重くなりすみません…!

 

 

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ベンダーが宿泊するオフィシャルホテルです。

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ホテルの様子1

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ホテルの様子2

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会場全景。大学の体育館を使っています

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屋外ではさまざまな機材を使った太陽観察会が開かれていました



 

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DiscMounts。大型ディスクによるフリクションを利用した経緯台の展示です。

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Telescope Support Systems。鏡筒バンドや長いアリガタの展示がありました。

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ASTRO-PHYSICS。EM-500以上クラスの赤道儀が目を引きます。

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Sky Watcher。大型ドブソニアンのまわりに来場者が集まっていました。

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STARLIGHT XPRESS。冷却CCDカメラの展示です。

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APM。たくさんの双眼鏡の展示があり、一部は実際に覗いてみることができました。

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WILLMANN BELL。普段見ないような数センチ厚の天体観望ガイド書籍がたくさんありました。

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QUESTAR。いくつかの製品を実際に覗くことができました。

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アンティー天体望遠鏡の展示コーナーです。

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Tele Vue Optics。外見キズ有品の大セールも行っており盛況でした。

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QHYCCD。中判センサー採用の製品は販売価格300万円くらいになりそうとのことです。

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こちらもQHYCCD。16bitフルサイズセンサー搭載のモデルは今夏発売予定だそうです。

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LUNT solar systems。奥の大型望遠鏡がひときわ目を引きます。

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High Point Scientific。販売店です

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Optlong Optics。主要波長とその近傍のみを透過する新製品「L-eNhance」を近日発売とのことです。

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CLOUD BREAK OPTICS。天体写真関連用品を得意とする販売店です。

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DARK SKY NEW MEXICO。条件の良い観測地でブース(ピラー置き場)を月額5万円ほどでレンタルできるサービスが売りです。現地に滞在もできますがリモート制御が主だそうです。

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QSIとATIK。ハイエンド/ミドルターゲット向けの天体用冷却カメラブランドです。

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天文グッズ屋さんも出展していました。

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天体観望にかんする書籍が多くあります。

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天体写真の解説ディスクも複数種ありました。

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クラシック天体望遠鏡の展示です。常に人だかりができていました。

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VERNON SCOPE LLC。ヌケが良くコントラストの高いMade in USA「ブランドン」アイピースのメーカーです。

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Finger Lakes Instrumentation。ハイエンド冷却CCDカメラで有名です。

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ADM。アリガタのメーカーです。展示ではFSQ-106EDを使ってくださっていました。

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Daystar。ダブルスタックHα太陽望遠鏡「SS60-ds」会場価格$695 が目を引いていました。

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Celestron。大きなブースにたくさんの展示機を並べていて迫力がありました。

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William Optics。現在RedCat51 f4.9は世界的にたくさんの受注があるそうです。展示の架台はRAINBOW ASTROのもの。

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Innovations Foresight。近赤外光を利用した「オンアキシス」システムで、ガイドとフォーカス追従をリアルタイムで行います。

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Explore Scientific。広くて見やすいレイアウトで、ふだん見る機会の少ないトラスドブの展示もありました。

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Hercules Telescopes。ハーモニックドライブを使った巨大な架台と巨大な鏡筒がひときわ目を引きました。

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Planewave Instruments。30cm~より大きな天体写真用反射鏡のメーカーです。

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Moonlite Telescope Accessories。接眼部交換型のオートフォーカス/回転装置です。写真はFSQ-85EDの場合。

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PCから制御もできますが、本体のノブを回して微調整&本体のモニターで確認もできます。

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MEADE INSTRUMENTS。特にドブソニアンが来場者の目を引いていました。

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Avalon Instruments。赤道儀+三脚の一式をバッグに入れて両手で持ち運べるような軽量設計が特長です。

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iOptron。マクストフカセグレンやトラスRCの展示もありました。

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First Contact。塗って乾かして剥がすだけでレンズ・ミラーの清掃ができる製品です。

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Pegasus Astro。ギリシャ製の高品質で汎用性の高いオートフォーカサーの展示です。

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ZWO。フルサイズ16bitセンサー搭載のモデルは今秋登場予定、予価50万円くらいだそうです。

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Practical Astrophotography Magazine。天体画像処理にかんするオンライン雑誌(無料)です。

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イベント終了後のTakahashi Americaの展示機材。このように梱包して地元に送ります。

 

NEAF2019は明日からです

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本日は明日からのNEAFのため、会場の準備を行いました。現地はあられが降っていてとても寒かったです。会場は大学の体育館で、ここに100を超えるブースが並ぶ予定です。

 

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Takahashi Americaのブース設営もほぼ完了しました。明日は朝から夕方まで、たくさんのお客様が見えることでしょう。各ブースの様子は明日以降にご紹介いたします。

NEAF2019に行ってきます

現地時間の4月6-7日にアメリカ・ニューヨーク州北部で開催される「NEAF2019」に新宿が参加してまいります。NEAFはNorth-East Astronomy Forumの略で、天体望遠鏡のエキスポとして世界最大級のイベントです。毎年この時期に同じ場所で開催されています。

 

天体望遠鏡やアクセサリーの最新事情をチェックするのがいちばんの目的です。Takahashi Americaのお手伝い(スターベースはタカハシ社員で運営しております…)もさせていただきます。現地の様子はできる限りこのブログにてご紹介したいと思います。

 

※本日は移動日でした。主翼先端のライトが強かったものの、上空からはなんとか夏の天の川を視認できました。

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Canon EOS6D + TAMRON SP 15-30mm(30mm) F2.8 ISO-10000 2秒

 

 

(3/25)タカハシ鏡筒・即納機種が増えました!!

春分の日を過ぎて、夜明け前には東の夜空に夏の天の川が輝く時期になりました。夏の天の川周辺には「映える」対象が多く、眼視でも写真でも楽しみやすい季節になってきましたね!

 

さて、スターベース東京店では、これまで発注していたタカハシ鏡筒が入荷し、現在下記の鏡筒で在庫がございます。

 

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FS-60CB

FS-60Q

FOA-60

FOA-60Q

FC-76DCU

FC-76DC対物ユニット

FC-100DC

FC-100DF

FSQ-85EDP

TSA-120

TSA-120N

TOA-130NS

M-180C

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※いずれも若干数です。

ネットショップの在庫表示はシステムの都合で「予約する」のままになっておりますが、3月25日の営業終了時には上記の鏡筒で在庫がございます。

 

 

ご購入をお考えの皆様、ぜひスターベース東京店をご利用ください!在庫状況は日々変動いたしますので、事前にお電話またはメールでお問い合わせいただけますと確実です。お待ちしております!

 

 

 

【FOA-60+FL/FOA-60Q】鉄道と飛行機の作例です

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FOA-60 + FL0.93× + SONY α7R II (ISO-640 1/800s)

 

FOA-60鏡筒はそのコンパクトさと眼視性能の高さから発売以来皆様にご好評いただいておりますが、他のタカハシ撮影用鏡筒よりもF値が暗いだけで、フラットナー0.93×併用時(焦点距離495mm F8.2)とエクステンダー1.7×R併用時(=FOA-60Q焦点距離900mm F15)の写真のシャープさは目を見張るものがあります。FOA-60/60Qのスポットダイアグラムはこちらよりご覧いただけます。

 

そんなFOA-60の写真適正の高さを天体撮影に限らずさまざまな局面で活かしていただけるよう、先日スターベースオリジナルとしてラックピニオンの接眼体をBORGシステムに取り換えるための「M66→M57/60アダプター」を発売いたしました。

今回ご紹介する作例は次の画像のように接眼部をBORGに組みなおして行っています。

 

 ■FOA-60 + フラットナー0.93×

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接眼体をBORGシステムに交換。

もとの接眼体(ファインダー込み)は約1.1kgですが、交換品のBORGシステムは約0.5kg。対物部の約0.7kgと合わせて全体重量約1.2kgと軽量です(EOSマウントの場合)。※フラットナー0.93×はスリーブを外して直接BORG[7000]にねじ込むため、スリーブは余ります。このリング構成では約15m~∞でピントが合います。

 

■FOA-60Q

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FOA-60Q(接眼体をBORGに交換)

同じく接眼体一式をBORGに交換した状態です。この状態で全体重量約1.45kg(EOSマウントの場合)で、高性能超望遠カメラレンズと比較すればかなり軽く仕上がります。このリング構成では約100m~∞でピントが合います。

 

 

まずは新幹線の作例です。東海道新幹線がトンネルから出てくる瞬間を捉えました。

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FOA-60Q + SONY α7R II ISO-6400 1/1600s

RN様による作例です。当然のごとく色収差は実用上皆無。色乗りは淡泊ですが決してコントラストが低いわけではなく、微妙な色合いを確実に捉えています。運転手の表情もよく分かります。

 

 

 

こちらは飛行機の作例です。京浜島にて羽田空港より離陸する飛行機を捉えました。以下FOA-60/FOA-60Qによる作例はすべて落合哲弘様によるものです。

 

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FOA-60 + FL0.93× SONY α7RII ISO-400 1/2000s

 

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上の画像の500ピクセル四方切り出し

 

 

上の画像の中央やや左、500ピクセル四方を切り出したものがこちらです。「出口」の「出」の縦棒(1画目)は1ピクセルに収まっています。大気の影響をかなり強く受ける天体撮影とは異なり、地上の対象を撮るときにこそ、こうした高性能天体望遠鏡の本領発揮となるのかもしれません。

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羽田空港から離陸する旅客機を狙います

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FOA-60Q(BORG換装)。重心が安定するので手持ちでも楽だそうです

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タイミングが揃うと月を横切るように写せます

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FOA-60 + FL0.93× SONY α7RII ISO-320 1/2000s

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FOA-60Q SONY α7RII ISO-1600 1/1250s

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FOA-60Q SONY α7RII ISO-1600 1/2000s

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FOA-60Q SONY α7RII ISO-1600 1/2000s

 

上述の「M66→M57/60アダプター」の登場により、手持ち撮影用高性能レンズとして活躍の機会が拡がったFOA-60 / FOA-60Q鏡筒。もちろん通常の接眼体に戻してからアイピースを接続すれば、収差のほとんどない大変クリアでシャープな眼視もお楽しみいただけます。