スターベース東京のブログ

スターベース東京のブログです。店頭の様子や機材情報を中心に書いていきます。不定期更新。

1月6日の部分日食

あけましておめでとうございます!

新年営業2日目となる本日ですが、予報が好転して東京も晴れとなりましたので店舗の近くで部分日食撮影をしてきました!

 

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2019/01/06 09:57 FOA-60Q + Canon EOS6D(ノーマル) F15 ISO-200 1/2秒 ケンコーPRO ND-100000使用



薄雲が絶えず通過するような状況でしたが、日食グラスでは太陽が欠けていく様子がよく分かりました。

 

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2019/01/06 10:06 FOA-60Q + Canon EOS6D(ノーマル) F15 ISO-200 1/500秒 ケンコーPRO ND-100000使用

 

こちらは食の最大時に撮影したものです。画像はトリミングしています。

2枚の画像はどちらも北が上です。約10分間のあいだに太陽に対して月が東に移動している(=月の方が見かけのスピードが遅い)ことが見て取れます。

 

本年もよろしくお願いいたします。

今年もありがとうございました!

 

本日、2018年最後の営業が終了しました。

今年は7-8月の火星大接近と12月の46Pウィルタネン彗星が世間を賑わせ、タカハシ製品では2月の「MRD(メリディアン)赤道儀」や8月の「FC-FSマルチフラットナー」、12月の「TSA-120N鏡筒」が登場しました。

 

そして!先日のASIAIRのアップデートでは現行「FG-Temma2Z」がついに対応となり、ASIAIRを用いた自動導入や別売りのアプリSkySafariと連携して自動導入できるようになりました。(ASIAIRを用いたZWO社のカメラによるオートガイドは以前からできました)

 

現状ではASIAIR起動時にZWO社のカメラに接続している必要があったり(起動後はカメラを抜いてしまって赤道儀だけつないだ状態にしてもOKです)、自動導入中の非常停止ボタンが見当たらなかったり、と難しい面もありますが、じきに解決されていくことでしょう。

2019年は本格的に「タカハシ赤道儀スマホから自動導入ができる」年になりそうです。

 

本年は皆様に大変お世話になりました。来年もどうぞよろしくお願いいたします。

【東京店は1月5日より、名古屋店は6日より営業いたします。】

【FC-76D + 76Dレデューサー】ナナロクをF5.5の明るい写真鏡にします

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M8・M20とその周辺 2018年5月15日 長野県南牧村にて撮影


◇概要
FC-76Dシリーズ(DC,DCU,DS)の鏡筒に「76Dレデューサー」を併用すると、焦点距離417mm / F5.5 / イメージサークルΦ36mmとなります。

 

フローライト2枚玉で月惑星のシャープな像はもちろん、76mmという絶妙な口径でコンパクトながらディープスカイ観望まで楽しめる万能機の「ナナロク」ですが、各種補正レンズの併用によって、天体写真用としてもかなりハイレベルにお使いいただけます。

 

「76Dレデューサー」併用時は収差補正や周辺光量の点では「FC/FSマルチフラットナー1.04×」に少し及びませんが、それでもF5.5という明るさは強い武器になります。
APS-Cセンサー使用時はフルサイズ換算約650mmとなり、メジャーな天体を画面にちょうどよく収めるのに適した焦点距離です。後述のようにAPS-Cの四隅まではほとんど周辺減光もありませんので、FC-76D + 76Dレデューサーは大変使いやすい組み合わせだと思います。

 

※スポットダイアグラムのデータもあわせてご覧ください。



◇実写画像とその印象

 

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FC-76DCU + 76Dレデューサー + Canon EOS6D(IR改造) ISO-1600 240s 撮って出し

 

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FC-76DCU + 76Dレデューサー フラット画像 (Canon EOS6D(IR改造)、35mmフルサイズ)

 

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FC-76DCU + 76Dレデューサー フラット画像 (スケール入り)

 

周辺減光は避けられませんが、「イメージサークルの境界で一気に落ちる」タイプですので、APS-Cの範囲までは光量がほとんど均一であることに注目してください。つまりAPS-Cまでのセンサーをもつカメラならば、フラット補正が容易、もしくは不要であるということですから、初めての方でも比較的気軽に画像処理に取り組んでいただけると思います。

 

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FC-76DCU + 76Dレデューサー 等倍切り出し画像 (撮って出し)

 

色ハロのない素直で緻密な星像が得られます。イメージサークルはΦ36mmですが、この場合は中央光量比を基準に定まったもので、実はフルサイズの最周辺まで星像はシャープです。星像自体は肥大しておらず、目立つ収差は「色ズレ」だけですので、これはPhotoshop系の「色収差の除去」コマンド等で容易に補正可能です。
本作例もフルサイズセンサーのカメラで撮っていますが、適切なフラット補正と色ずれ補正さえ行えば、フルサイズの全面で均一・色ハロがない・シャープな星像を得られます。

 

軽量コンパクトのエントリー機という位置づけながら、撮影もハイレベルに対応可能。それがFC-76Dシリーズの強みであると思います。

 

【11/23(金)~11/27(火)】東京店にてMewlon-250CRS鏡筒を展示します!

短期ではありますが、東京店にてMewlon-250CRS鏡筒を展示いたします!

期間は【11月23日(金)~11月27日(火)】です。

 

東京エリアにお住いの方など、この機会にぜひ実機を見にスターベース東京店へいらしてください!皆様のご来店をお待ちしております。

 

※Mewlon(ミューロン)-250CRSは…

補正レンズを組み込み眼視・撮影のどちらに対しても非常にシャープな像を実現するだけでなく、ファン内蔵による温度順応と気流制御、PC併用による(撮像画像を解析する)オートフォーカス機能など、プレミアムな機能が満載の鏡筒です。

 

 

 

 

 

旧機種にも対応開始!「FC/FSマルチフラットナー1.04×」スペーサーリングが全種類揃いました

 

今夏発売となり皆様にご好評いただいております「FC/FSマルチフラットナー1.04×」ですが、先日、旧製品のFC/FS鏡筒でお使いいただくための専用スペーサーリング「マルチCAリング」が発売となりました!

 

この製品について詳しくはこちら(タカハシWebサイト)をご覧ください。

 

スターベース東京店でも本日入荷となりました!ネットショップからもご購入いただけます。

 

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FC-50鏡筒には「マルチCAリング50」を。

 

 

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FC-60 / FC-60NZ / FC-65 各鏡筒には「マルチCAリング65」を。

 

※上記2製品には「M47-M55.9変換リング」が付属します。

 

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FC-100DL / FS-102(N,NS含む) / FC-125(N含む) 各鏡筒には「マルチCAリング125」を。

 

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FS-128(N,F含む) / FS-152 各鏡筒には「マルチCAリング128」を。

 

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FC-50 + FC/FSマルチフラットナー1.04× 接続例です

 

五藤光学研究所の単眼鏡【GT-M518】取り扱い開始しました!

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スターベース東京店にて、五藤光学研究所「GT-M518」の取り扱いを開始いたしました!店頭には見て触ってお確かめいただける展示機・在庫をご用意しております。お値段は税別25,000円です。

 

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画像は五藤光学研究所様のウェブサイトより。

 

覗いてみるとそのコントラストの高い像に驚かされます。黒いものは黒く、しっかりと引き締まって見えるので、用途を問わず使っていて大変心地のよいものです。高性能な光学系ですので、天文ファンの皆様にもぜひ店頭にてお試しいただきたいと思います。

 

天文に興味がないという方もぜひお越しください!当店は「GT-M518」取扱店として上野の博物館群に最も近いと思いますので、素晴らしい展示をご覧になるためのお供として、永く使えるしっかりした単眼鏡をご検討になるのもよろしいでしょう。

 

五藤光学研究所様のウェブサイトは↓↓↓

www.goto.co.jp

です。