スターベース東京のブログ

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【FOA-60 + FL0.93x 実写画像】 Fは暗いが周辺まで抜群の星像

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北アメリカ星雲 2017年5月3日 福島県田村市にて撮影

 

◇概要
 FOA-60鏡筒に専用の「フラットナー0.93x」を併用すると、

焦点距離495mm / F8.2 / イメージサークル44mm

の写真用鏡筒になります。
Fが暗いために淡い天体の描出には不向きで、どちらかというとアンドロメダ銀河やオリオン大星雲など大型で有名な天体の撮影に適性があります。

 この実写画像は福島県田村市(星の村天文台の近く)で撮影したものですが、天の川のよく見える環境下ではISO-2500でも7分の露出を要しました。露出時間がこのくらいになるとオートガイドがほしいところです。鏡筒は小型ですが、全体のシステムはやや大型になってしまうでしょう。

 

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FOA-60 + FL0.93x + Canon EOS6D(IR改造) ISO-2500 420s jpeg撮って出し

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FOA-60 + FL0.93x 実写画像

 

◇実写画像とその印象
 Canon EOS 6D(改造機)で実写した印象としては、FOA-60 + FL0.93xの星像は、中心から35mmフルサイズ最周辺までの全面において極めて均一かつシャープです。最周辺では星に放射状の光条が出たり(カメラマウントのフチでの回折によるものと思われます)輝星にわずかなヒゲが認められますが、それらを除いて星像に文句は付けられません。
 周辺減光も穏やかなのでフラット補正が容易です。

本鏡筒を焦点距離495mm / F8.2の高性能望遠レンズと捉えれば、天体写真だけでなく、(置きピンのできる)鉄道や飛行機などの撮影にも好適でしょう。カメラレンズよりもレンズ構成枚数が少なく、ヌケのよい描写が期待できます。