スターベース東京のブログ

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FS-60CBなどに「四頭ターレットレボルバー」を取り付ける方法

タカハシ「四頭ターレットレボルバー31.7D」は天頂プリズムが内蔵された回転式アイピースアダプターで、4つまでのアイピースを簡単に切り替えることができる便利なアイテムです。システムチャートにはありませんが、次のようにすればFS-60CB / FS-60Q / FC-76DCU / FC-100DCの小型接眼体を持つ鏡筒にも取り付けられます。

 

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追加で「50.8アダプターFS-78用」が必要ですが、これだけあれば取付が可能です。上記の4鏡筒では、タカハシの31.7mmアイピースを使った場合、ドロチューブを半分ほど繰り出した状態で無限遠にピントが合います。

 

暗闇でもアイピースの抜き差しが不要で、カチッカチッと小気味よいクリック音で軽快に動作する四頭ターレットレボルバー31.7D。アイピースを交換するだけに55,000円も…と思われるかもしれませんが、いつも使う4本(まで)を差したままにしておけば、毎日の星見でアイピースの抜き差し作業 / アイピースを鏡筒と別に運び、保管する作業から解き放たれるので、より気軽に「望遠鏡を出そう!」という気持ちになれるかもしれません。使い方によっては価格以上の価値を感じていただける製品だと思います。

 

【注意】

四頭ターレットレボルバー31.7Dを使うと接眼部がかなり重くなります。KBプレートを使ったり、アリガタアリミゾ化したりして、鏡筒の前後バランスを整える必要がありますのでご注意ください。

 

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