スターベース東京のブログ

スターベース東京のブログです。店頭の様子や機材情報を中心に書いていきます。不定期更新。

【FC-100DZ + FC35レデューサー】スタンダードFCシリーズをFの明るい写真鏡にするレデューサー!

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M33 2019年9月6日 富士山中腹にて撮影

 

◇概要

FC-100DZは2019年9月に新発売となった焦点距離800mm / F8.0の鏡筒で、2枚玉フローライトアポクロマート屈折望遠鏡として「FCシリーズの完成形」を謳う高性能な天体望遠鏡です。そのままでの眼視像のシャープさ・色付きの少なさはもちろん、これまでのFC-100Dシリーズと同じ補正レンズを使った天体写真撮影にも高い適性を持っています。

 

今回はFC-100DF用に設計された焦点距離を約2/3に短縮するスーパーレデューサー「FC-35レデューサー0.66×」を併用して天体写真撮影を行った結果をご紹介します。

 

この状態では焦点距離530mm / F5.3 / イメージサークルΦ44mm となり、35mm版フルサイズをカバーするアストロカメラになります。

 

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FC-100DZ + FC-35RD0.66× Canon EOS6D(IR改造) ISO-2500 300s jpeg撮って出し

 

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FC-100DZ + FC-35RD0.66× + Canon EOS6D(IR改造)  フラット画像

 

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等倍画像



今回使用した「FC-35レデューサー0.66×」の魅力は、鏡筒と併用することで

眼視優先でF8前後のFC-100Dシリーズ → F5前後の明るいフルサイズ対応アストロカメラ

にできることにあります。FC-100DFではF4.8、FC-100DZではF5.3とFSQシリーズ並みの明るさで、しかも直焦点やフラットナー併用時にくらべて写野が広がるので、APS-Cなどのカメラで直焦点やフラットナー併用時にあふれてしまうような大型のメジャー天体を写野に収めることができるのが大きなメリットです。たとえば今回のM33銀河でも、APS-Cセンサーのカメラで撮影すると

 

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APS-C相当にトリミング

 

 このような画角になります。

 FC-35レデューサー0.66×は、FC-100Dシリーズ鏡筒のF値を明るく・写野を広くして天体撮影の可能性を拡げたい方におすすめです!!

 

 

 

 

 

FC-76「DS」鏡筒の展示を開始します!

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鏡筒外径95mm。FC-100DZを短くしたような外観です

 

この度、スターベース東京にて「FC-76DS」鏡筒の展示を開始しました。前後に分割できてお求めやすい価格の「FC-76DCU」はすでに多くの皆様にご好評いただいておりますが、あまり脚光を浴びてこなかった「DS」鏡筒にもスポットを当ててみたいと思います。

 

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まず、FC-76DSはフードを伸ばすとFC-76DCUとほぼ同じ長さです。鏡筒径は1981年発売の「FC-76」と同じ95mmで、FC-76DCUの80mmよりは太くなっています。ファインダーは同じ6×30仕様のものが付属します。合焦ハンドルはFC-76DCUは軽量なプラスチック製ですが、FC-76DSではアルミ製のものが採用されています。

 

 

 

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FC-76DSの大きな特長として、対物フードが伸縮式であることが挙げられます。対物フードを縮めるとかなりコンパクトになります!

 

 

 

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FC-76DSは2インチシステム接眼部なので接眼リング類の交換が容易です。また、ドロチューブストロークも長いので、さまざまなアクセサリーを取り付けられます。

 

 

 

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FC-76DS鏡筒の良いところをもう一つご紹介いたします。なんと、(FS-60CBを想定して作った)スターベースオリジナル「屈折用バッグSS」に収納可能です!!この写真では50.8スリーブ部分に「乾燥スリーブ(50.8)」を差し込み、またファインダーの脱着にはオプションとして「FQR-1」を使うことで、小型バッグに一式が収納できるコンパクトな状態に仕上がりました。外したファインダーや接眼リングは「タカハシきんちゃく」に収納しています。このきんちゃくは厚めの素材でできているので中身をしっかり保護できます。

 

今まであまり露出の機会がなかったFC-76DS鏡筒ですが、スターベース東京にて展示を開始いたしましたので、ご興味のある方はぜひお越しください!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

フジGマウントのカメラをタカハシ鏡筒に取り付けられるようになりました!

この度、スターベースオリジナルとしてこんなリングを作ってみました。

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中判カメラ取付アダプター(M98)

 

FSQ-106EDやFSQ-130ED、CCA-250などのM98リング接続をもつ鏡筒にフジGマウントのカメラを取り付けるためのアダプターです。下図のようにBORGリングと併用して使います。

 

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中判カメラ取付アダプター(M98) 取付図

 

イメージサークルの広いタカハシ鏡筒にラージセンサーのGマウントカメラを取り付けて天体写真撮影するのに最適です!詳しくは当店ネットショップのページをご覧ください!!

 

TOA-67フラットナーを想定した「中判カメラ取付アダプター(M92)」もあります。

 

11/20(水)-21(木)は連休をいただきます

明日11/20(水)は通常の定休日ですが、棚卸業務のため、翌11/21(木)も臨時のお休みを頂戴いたします。この期間にいただいたご注文やお問合せは、11/22(金)以降順次ご対応させていただきます。

 

ご不便おかけし申し訳ありませんが、どうぞよろしくお願いします。

Hα太陽望遠鏡「SS60DS」入荷しています!

今夏よりスターベースは米国DayStar Filters社の正規販売店になっています。口径60mmのコンパクトなHα太陽望遠鏡「SS60DS」は多くのお客様にご注目いただき、初回入荷分は完売となりました!

 

第2回目の入荷分はただいま検品中ですが、数台は検品を終えて発送できる状態にあります。店頭または当店のネットショップでお求めいただけます。もちろん日本語の取扱説明書も付属で、使い方をしっかりご理解いただけるようになっています!

 

あまり日本国内では知られていない製品かと思いますので、いくつか写真付きでご紹介いたします。実機はスターベース東京に展示中で、晴れていれば実際に太陽を覗いていただくこともできます。ご興味おありの方はぜひご検討くださいm(__)m

(下記内容は前回の記事と同じです…)

 

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SS60DSは "Made in USA" です!

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ZWO ASI174MMによる撮影結果

 

10/26(土) 星フェスでは反射望遠鏡のお話をします

今週末の「北八ヶ岳・小海 星と自然のフェスタ」では、2日目の10/26(土)12:30-13:15の枠で当店スタッフの新宿が講演を行います!

 

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現行のタカハシ反射鏡筒は7機種ですが、それぞれどんな特長があってどんな局面で活躍できるのか、実機を持ち込んでお話しさせていただきます。講演ではミューロンとイプシロンを分解して、光軸調整機構なども見ていただけるようにする予定です。お昼時の時間帯ではありますが、ぜひお越しください!

 

それから、高橋製作所のブースでは今夏発売の「FC-100DZ」を実際に覗いていただける予定です。天候等によって状況が変わることもございますが、タカハシブースにもぜひお立ち寄りください!!

北八ヶ岳・小海 星と自然のフェスタに出店いたします

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みなさんこんばんは!。スターベース東京店は今年も「北八ヶ岳・小海   星と自然のフェスタ」に出店いたします。下記の要領で販売してまいりますのでよろしくお願いいたします。

 

・今回は【高橋製作所のブース】の一部で販売を行います。

・販売は26日(土曜日)のみです。開店は午前 10時ごろからになりますが少し前後するかもしれません。

・鏡筒や赤道儀などの大きなお品物は25日からブースに商品リストを掲示しておきますのでご覧ください(申しわけございませんが、ご予約はできません)。

・大きなお品物の販売は午前 10時30分から順次行います。お品物をお出しした時点でご希望の方が複数いらっしゃる時は「じゃんけん」で勝った方にお品物をお譲りいたします。

 

追加のお願いがありましたらその都度お知らせいたします。

お持ちする大きなお品物は「星の村スターライトフェスティバル」にお持ちする予定だったものです。少し追加もあるかもしれませんのでご期待ください。

 

こちらのお品物をお持ちいたします。

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