「MiniCat51」は2024年10月にWilliamOpticsが新発売した短焦点鏡筒です。

WilliamOptics Minicat51 焦点距離178mm F3.5
(WilliamOpticsWebサイトより)
「MiniCat51」は、ベストセラーである「RedCat51」の短焦点モデルとして発売され、WilliamOptics特有のシャープな星像をF3.5という明るさで楽しむことができるというコンセプトの鏡筒になっています。高度なマルチコーティングが施された低分散EDレンズを含む2群6枚のレンズで構成されたペッツパール式の鏡筒になっており、色収差のほとんどない鮮明な描写を実現しています。

鏡筒スペックなど詳細はWilliamOpticsさんのホームページや当店ネットショップもご参照くださいませ。
ということで、今回はこの「MiniCat51」をスターベース東京のスタッフが実際に使用してみましたので、その使用感をご紹介したいと思います!
外観など
WilliamOpticsらしい赤色のメタリックな外観で、今までのRedCatシリーズと同様に鏡筒キャップやファインダー台座などに猫のロゴがプリントされ、高級感もありながら愛着がわくようなデザインとなっています。ピント調節機構が、他のRedCatシリーズとは異なり、ピント合わせ時に対物レンズを動かす「インナーフォーカス機構」になっています。接眼体側にはカメラ回転装置しか外側についておらず、焦点距離の短さも相まって全長が非常に短い設計となっています。(鏡筒全長210mm) 今回は運搬する際に弊店オリジナルの屈折用バッグSに収納しましたが、長さ方向に余裕がありカメラ(ASI294MC PRO)やASIAIR等を入れることができました。高精度な6枚玉ではありますが、通常の屈折望遠鏡と同様の運搬方法で問題なさそうです。安心して持ち運びができる鏡筒だと思います。

作例
今回は、12月の新月期に山梨県北部に遠征し、ZWOのカラー冷却CMOSカメラ「ASI294MC Pro」で撮影を行いました。
こちらはフルサイズ換算焦点距離が356mm程度ということで、構図のちょうどよいIC1805「ハート星雲」とIC1848「ソウル星雲」を撮影してみました!

IC1805,IC1848 MiniCat51 + ZWO ASI294MC PRO
ゲイン295 総露光時間2時間52分
画像処理をしていても、星雲の細部までしっかり写り、非常にシャープであると感じました。今回は、ステライメージ9のみで画像処理をしており、鏡筒本来の星像が分かると思います。
フォーカサーの使用感
今回の撮影では、ASIAIRのfocusモードを使用し、鏡筒付属品のクリアバーティノフマスクを使ってピント合わせをしました! F3.5という明るさでのクリアバーティノフマスクは非常に使いやすく、暗い3等星ほどの星でも十分に光条がでるため、ピント合わせを迷いなくすることができました。MiniCat51のピント固定ネジは手が届きにくい位置にあるため、今回はピントを合わせた後にピント固定ネジを締めず撮影しました。通常の天体望遠鏡ではピントを固定しないまま撮影すると、カメラ等の自重やうっかり触ってしまうことによりピントがずれてしまうという心配がありますが、今回使用したところ、ピントのズレは(この日の温度変化によるものも含め)全くありませんでした。しっかりした造りなのはもちろん、インナーフォーカス機構によるところも大きそうです。

おわりに
明るくシャープな星像を軽くて、小さい鏡筒で手軽に楽しむことができるこの「MiniCat51」、ぜひ体感してみませんか!?
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